ベルばら雑感ネタばれ満載

個人的な備忘録のつもりですが、長いです。

少女漫画

劇場版アニメへの妄想

劇場版アニメ公開まで2か月余り。完成試写会まで2週間余り。公式Xから予告編その他の情報が頻繁に流れてくるようになった。昨日はナレーターが黒木瞳、主題歌が絢香というのがビッグニュースだったかな。 それから、ロザリー、ジャンヌ、ポリニャック伯夫人…

逃げるは恥じゃないが、役には立たない

逃げる事が解決にならない事は、フェルゼンが2度証明した。 1度目は第11話「フェルゼン北国へ去る」で、王妃になっても公務に身が入らず、フェルゼンと過ごす時間を優先するアントワネットに、宮廷の人々が徐々に不満を募らせていく中、危機を感じたオスカル…

アンドレの軌跡⑤愛と死/オスカルと共に

第39話 「あの微笑はもう還らない!」 第40話 「さよなら、我が愛しのオスカル」 オスカル達は弾丸の嵐の中、強行突破を敢行してテュイルリー広場に到着し、集まってきた使えない医師団から「アンドレの救命は無理!」宣言をされるが、オスカルとアンドレは…

アンドレの軌跡④戦場へ

第33話「たそがれに弔鐘は鳴る」 第34話「今“テニスコートの誓い“」 第35話「オスカル、今、巣離れのとき」 第36話「合言葉は“サヨナラ“」 1789年5月5日、三部会開始。約1ヵ月、議会は休みなしで、当然警備の軍隊も休みなし。6月4日午前1時、かねてより闘病…

アンドレの軌跡③衛兵隊/新たな友

第30話「お前は光、俺は影」 閲兵式はやったものの、衛兵隊員達は思い通りには動かず、オスカルは苦戦中。ジャルジェ家では、オスカルと元部下のジェローデルとの結婚話が持ち上がる。傷心のアンドレは一部の隊員の挑発に乗り乱闘騒ぎを起こし、相手多勢にて…

アンドレの軌跡②オスカルは俺が守る

第22話「首飾りは不吉な輝き」 アントワネットがようやく懐妊し、マリー・テレーズ王女が誕生、3年後にルイ・ジョゼフ王太子が誕生する。王太子誕生のお祭り騒ぎの中、オスカルとアンドレは2人で酒場に繰り出し、楽しいひとときを過ごす。だが、まもなくアン…

アンドレの軌跡①オスカルが友から想い人へ

衆知のごとく、原作スタート時にはモブキャラだったのが、最終的にはオスカルの最愛の夫になったアンドレ。アニメ版は原作終了数年後に満を持して開始されたので、冒頭から重要人物感満載だった。 まず第1話「 オスカル!バラの運命」 御前試合ボイコットの…

オスカルが神だったエピソード

第2話 「舞え!オーストリアの蝶」 この回のオスカルは、神というか、完全無欠の孤高のヒーローだった。アントワネットの花嫁行列が国境に到着し、いざ花嫁引き渡しという時に、召使い姿に変装して洞窟に逃げ込むアントワネットの正体を見破り、刺客に囲まれ…

劇場版への期待

「ベルサイユのばら」劇場版が、2025.01.31公開と発表された。今年7月はじめには、特報第二弾のプロモーション画像とキービジュアル数点が公開され、制作会社、スタッフと、オスカル、アントワネット、アンドレ、フェルゼン役の声優が既に発表されている。そ…

妄想のアナザーワールド

原作を初めて読んだ当時、私は、「なぜ、オスカルは、アントワネットに忠誠を尽くすという誓いを破ったんだろうか」と、しばらく考え込んだものだ。まぁ、アントワネットが悪いと言ってしまえばそこまでだが、それでも、アントワネットに最後まで忠誠を尽く…

視聴後の雑感

2年という決して長くない連載期間の原作を、40話走らせたアニメ版。序盤から、気合いの入ったオリジナルエピソードがてんこ盛りだった。ところが、相思相愛を確認しあってからのオスカル、アンドレ2人の時間など、大胆に割愛されたエピソードもある。当初は…

TVアニメ第40話

いよいよ最終回第40話。「さよなら、我が愛しのオスカル」 全身を地面に預ける直前、オスカルの視界は空を飛ぶ一羽の鳥を捉えていた。「アンドレ・・」撃たれる直前に見ていたのと同じような鳥。アンドレが乗り移っていたのだろうか。ベルナール、ロザリーが…

TVアニメ第39話

別れ、慟哭、そして・・第39話。「あの微笑はもう還らない!」 元衛兵隊は、討伐軍に左右から囲まれて、弾丸の嵐の中、強行突破を敢行する。手負いのアンドレはアランが抱えて騎乗している。 オスカルの強行突破の動機は、「当たらなければどうという事はな…

TVアニメ第38話

賽は投げられた第38話。「運命の扉の前で」 「1789年7月13日の朝がまもなく明ける。この日はオスカルの心を支えた男、アンドレ・グランディエのあまりにも長くあまりにも短い最後の1日であった。」ナレーションが、堂々とネタバレする。 空にはたぶん明けの…

TVアニメ第37話

流血のプロローグ第37話。「熱き誓いの夜に」 「1789年7月12日朝、昨日、大蔵大臣ジャック・ネッケル氏が罷免された。そして、愛国者虐殺のデマが飛び、民衆が武装を開始した。パリには、もう昼と夜の区別がない。人々が棒を持ち、ナイフをかざし、路地裏を…

TVアニメ第36話

万感の決別第36話。「合言葉は“サヨナラ“」 大蔵大臣ネッケルとロベスピエールが密談している。ネッケルは以前、王室の赤字財政を公表して大蔵大臣を一度罷免され、その後帰り咲くも、今度は貴族から税を取り立てる提案をしてクビが危ないそう。にもかかわら…

TVアニメ第35話

激動のち激動第35話。「オスカル、今、巣離れのとき」 議場前で近衛連隊長ジェローデルが、平民議員と対峙している。「諸君が議場を占拠し続けるのであれば、国王陛下の命令に背いた謀反人とみなされ、我々近衛連隊は、諸君に対し武力をもって臨まねばならな…

TVアニメ第34話

ターニングポイント第4弾第34話。「今“テニスコートの誓い“」 「国民の96%を占める平民議員がフランスの真の代表だから、僧侶議員も貴族議員も平民議員と手を組みましょう。」ざっくり言えばそういう演説byロベスピエールから始まる。アンドレ情報によれば、…

TVアニメ第33話

涙枯れます第33話。「たそがれに弔鐘は鳴る」 1788年冬。「増税して財政を立て直すためには、三部会を開かないと駄目です」とネッケル財務大臣閣下が熱弁している。一部の貴族は、「平民を政治に参加させるとはとんでもない」と異議を唱えるが、オルレアン公…

TVアニメ第32話

ターニングポイント第3弾第32話。「嵐のプレリュード」 アランは二刀流。オスカルとの真剣勝負で、まず1本の剣を折られるが、まだ余裕。そしてオスカルの剣を弾き飛ばす。が、なぜかトドメを刺さないと思ったら、弾き飛ばす前にアランの左胸に切り傷がついて…

TVアニメ第31話

テロリスト暗躍第31話。「兵営に咲くリラの花」 パリの街ではテロリストが暗躍し、衛兵隊は出動に次ぐ出動で、オスカル着任から1か月が過ぎた。どうやら鎮圧はできていない模様。 で、面会日。アランの面会人は美人の妹のディアンヌ。洗濯物と現金を渡し、門…

TVアニメ第30話

結婚なんてイヤ・・第30話。「お前は光、俺は影」 自宅の私室の鏡の前で、「わたしが結婚?父上が乗り気?」と高笑いするオスカル。 その「父上」は、オスカルの上司ブイエ将軍に呼び出されていた。どうやら女(オスカル)の指揮では兵士の士気が上がらない…

TVアニメ第29話

ターニングポイント第2弾第29話。「歩き始めた人形」 不在のオスカルを探すジャルジェ将軍に、アンドレは、「供はしなくていいから好きにせよと言われました」と答える。ここでチクってやれば良いのに!「フェルゼン伯とアントワネット様から逃げたいそうで…

TVアニメ第28話

みんなが悲しい第28話。「アンドレ、青いレモン」 展望室のアンドレ。右目が霞んでいる。遠乗りの約束をしたオスカルが呼んでいるが、出て行けない。 宮廷ではなにやら女官たちが動揺している。フェルゼンが尋ねると、王太子が高熱と。 病床の王太子ジョゼフ…

TVアニメ第27話

ターニングポイント第1弾第27話。「たとえ光を失うとも」 倒れ込んだアンドレ、取り乱して駆け寄るオスカル。黒い騎士は余裕で逃げ去る。 アンドレの目を診察した医師によれば、「指示するまで包帯を取らないように、さもなくば失明するかもしれない」との事…

TVアニメ第26話

後半の始まり第26話。「黒い騎士に会いたい!」 貴族の館や舞踏会から宝石や金貨を盗み、貧しい庶民に配り歩く黒い騎士。その被害が多くの人の知るところになった頃、アンドレが夜、留守がちになる。オスカルが待ち伏せして問い詰めると、遠乗りとの事。で、…

TVアニメ第25話

後半への序章第25話。「かた恋のメヌエット」 野原で 立てた空びんをピストルで撃ち抜くオスカル。銃に薬莢を詰めるアンドレ。撤収時にアンドレが投げたりんごをオスカルが受け取ろうとすると、何者かが放った弾丸がりんごを打ち砕いた。発射元はフェルゼン…

TVアニメ第24話

前半の集大成第24話。「アデュウ、わたしの青春」 始まりはジャンヌの脱獄。手引きした覆面の男は馬車内で、「わしはお前を助けた。おまえはわしの頼む仕事をする。それで如何か?」 ジャルジェ家周辺では、ロザリーのストーカーと化したポリニャック伯夫人…

TVアニメ第23話

歯車が砕け散った第23話。「ずる賢くてたくましく!」 宝石商ベ・メールが、ついに宮殿に首飾り代金の督促に来る。まず、離宮のアントワネットと、賭博場のローアン大司教の元に憲兵が訪れ、それぞれ宮殿へ召集される。ローアン大司教は今までの経緯を話し、…

TVアニメ第22話

運命の歯車が傾く第22話。「首飾りは不吉な輝き」 アントワネットの元に宝石商ベ・メールが、160万リーブルの豪華絢爛な首飾りを持参した。前国王ルイ15世が、デュ・バリー夫人に贈るために発注したものの、購入する前に逝去して宙に浮いたとの事。高価すぎ…